プラスワンケアサポート 訪問介護 ホームヘルパー

【手記】ヘルパーさんより 2015年・仕事を振り返って Vol.003

ヘルパー歴10年になりました ※男性ヘルパーです
10年前です。25歳当時、私は、豊中市庄内の工務店を営んでいた父の職場で、共に建築の仕事をしていました。その中で、スロープを設けたり、手すりを付けたりする、バリアフリー住宅改修工事の相談も寄せられてきました。技術的には施行できても、お客様一人ひとりの身体状況にあったものを作るには具体的にはどうしたらよいものかと悩み、もっと知識を広げていきたいと考えていました。

ふと目にした、市の広報誌に「ホームヘルパー2級講座」の案内が有りました。そこで、プラスワンケアサポートへ連絡したのがきっかけでした。講座を一通り終えてみると、実際に介護現場に出てみないとわからないことも多いと感じ工務店の現場のみんなに無理を言って時間をもらい、ホームヘルパーとしても業務が始まります。その頃、新婚生活も始まります。

はじめはわからにことばかりで、コーディネーターさんや、先輩ヘルパーさんに大変お世話になりました。 生活援助は、独身の頃に一人暮らしをしていたため、家でやっていたことが多少役に立ったと思います。

初めてのご利用者様で、男性独り住まい90歳過ぎのAさん宅へ訪問していたことが印象に残っています。朝、Aさんが起床するところから、着替え・検温確認・血圧測定確認・朝食調理・服薬確認・食器の洗物・ストーマー(人工肛門用袋)交換確認・掃除・車イスでデイサービス待ち合わせ場所までの送り出し、以上が私の仕事でした。

スピーディーにしていかないと、送迎の車を待たせてしまいます。時には、落とした薬一粒を探し回り、思いもよらない洗濯物の下洗いなどをしているとなかなか思うようには進まず気持ちばかりが焦っていきます。

食卓にある椅子からゆっくりと立ち上がってもらい、杖をついてゆっくりと玄関まで一緒に移動。準備しておいた車イスにゆっくり腰を下ろしてもらう。さあ出発。待ち合わせの場所までの道中、思いやりに満ちたAさんから「ごはんおいしかったよ、ありがとう」「お掃除で部屋がきれいになってスッキリしたね」などと声をかけてもらいました。ご利用者様宅へ訪問し、ケアをしていたのは、果たして私でしょうか。Aさんからのお声掛けにケアをしてもらっていたのは、私だったようです。

ホームヘルパーとして10年。新婚だった私も、3児の父親になりました。工務店の業務も責任のある立場になり、設計事務所も併設。時には一日に1現場25名の職人が動く現場監督をしながら工事現場を抜けて、高速道路でご利用者様宅へケアに行き、終われば次の工事現場へ向かいます。非常に多忙の中、ケアへ向かえるのは「ありがとう」の言葉があるからです。また、ご利用者様に教えていただいた、介護的なことはもちろんのこと、豊富な人生経験のお話しがバリアフリー改修工事など様々な場面で大変役に立っています。

プラスワンケアサポートと出会うきっかけになった市の広報誌に、工務店での長年の取り組みが掲載されております。さらに、ホームヘルパー勤続10年という節目を迎え、地域の安心と安全を守って行くべく心新たに頑張ってまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(追加:2016年4月20日)



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