紫外線のアレコレ(2018年5月1日)
今日は、この時期から5月から9月ぐらいまで1年で紫外線が一番多くなる時期になってきますので、紫外線についてお話をしてみたいと思います。
紫外線は3つに分類されます
紫外線は波長によって「A波」「B波」「C波」に分かれます。波長の短い方が身体に影響があると言われていまして、「C波」が波長が一番波長が短く身体には一番よくないんですが、「C波」はオゾン層でカットされてしまうので、地表には届きません。実際には「A波」と「B波」を知ることが重要ということになってきます。
「A波」と「B波」
「B波」に関しては、地表に降る紫外線の全体量の10%ぐらいなんですが、これは特に「目」や「皮膚」に影響を与えます。目への影響とは、眼科の先生がよく言われていますが、「紫外線が目の白内障の原因となっている」、ということが言われています。
皮膚に関してですが、皮膚と言うのは上から「角質層」「表皮」「真皮(しんぴ)」がありますが、紫外線は「表皮」細胞のDNAに悪影響を与えます。「皮膚がん」の原因になる、とも言われています。
ただ、1回その紫外線を浴びたから即、皮膚がんになる、というのではなくて、長期間浴び続けると、皮膚がんの発生も高くなると言われています。
それ以外にももちろん「シミ」「そばかす」、そういうのに影響すると言われています。
「A波」に関してですが、ガラスも通せば、壁も透過します。ですから、家の中に居ても「A波」は影響すると言われています。「A波」は皮膚の「真皮」まで到達してコラーゲン等が壊されたりするので、長く浴びていると、シワが深いシワになったり、シミとかクスミとかがいっぱいできる、と言われています。
紫外線を浴びないための予防策について
まずは「紫外線が一番強い時間帯は10時から14時」、というのを頭に入れておいて予防してください。1つ目の対策ですが、あまり肌とか身体を出さない、露出させないということが重要です。つばの大きい帽子をかぶる、とか、傘をする、長い手袋をする、ズボンを履くとかで対策できます。顔を覆ってしまうようなUVカットのマスクもあります。
2つ目は、芝生とか土のあるところは地表から反射しにくく、紫外線量が少ないと言われているので、できるだけ、日陰を選んで歩いたり、木陰のところを歩くなど注意して歩いてください。
3つ目ですが、今は良い日焼け止めがありますのでそれを利用してください。薄く塗りつけるのではなくて、ある程度の厚さが必要なようですので、ある程度の厚さで塗ってください。汗で流れてしまうので、できたらマメに何回も何回も塗るのが理想です。
外出するときは、紫外線だけでなく熱中症にも注意していただきたいと思います。
神窪ケアマネージャーによる、季節にまつわる「よもやま話」
2018年5月1日号